地図 - ウェストミンスター (City of Westminster)

ウェストミンスター (City of Westminster)
ウェストミンスター(、)は、ロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスター内にあるセントラル・ロンドンの地区の一つ. テムズ川の左岸でシティ・オブ・ロンドンの南西、チャリング・クロスから0.8 km離れた所に位置する. 古くからイングランド、ひいてはイギリスの政治的中心として栄え、ウェストミンスター宮殿やバッキンガム宮殿、ウェストミンスター寺院やウェストミンスター大聖堂などのロンドンの有名な歴史的建築物・旧跡が集中しており、観光スポットでもある.

歴史的にはミドルセックスの一部であり、「ウェストミンスター」の名は - West Minster(西の大寺院または修道院教会)に由来する - 現代のウェストミンスター寺院周辺の地域を指す古い呼称で、当地には1,000年近くイングランド政府(のちにイギリス政府)が座している. ウェストミンスター宮殿の所在地こそがウェストミンスターであり、ユネスコの世界遺産にも登録されているその建物には英国議会の議事堂が入る.

ウェストミンスターはウェストミンスター寺院およびウェストミンスター宮殿周辺の地域を示す名称である その名はシティ・オブ・ロンドンのセント・ポール大聖堂の西に位置する West Minster(西の大寺院または修道院教会)に由来し、これはすなわちウェストミンスター寺院である. 当地域には今日まで1,000年近くの間、イングランドの政府が置かれている. その名はより地理的に広い範囲を占めるシティ・オブ・ウェストミンスターの地名にも受け継がれ、1965年以降、当該区域は以前のメリルボーンとパディントンの区域まで広がっている.

こうして“ウェストミンスター”は、一般にはイギリスの議会や政界を意味する換喩としても使用されるようになっている(日本の永田町に相当する). イギリスの公的機関も、イギリスで発展した民主主義政府の議会モデルであるウェストミンスター・システムについて言及する際、自らが活動拠点とするホワイトホールとウェストミンスターは同様な意味合いとして用いる. ウェストミンスター・システムは部分部分で改定されながらも、他の多くの国々に適応しており、特に英連邦諸国や旧来大英帝国だった地域の一部で運用されている.

“ウェストミンスター・ヴィレッジ”は特定の地理的地域を指す用語ではなく、時折イギリス政治の背景を意味する語として用いられる. 例えば、スピン・ドクターと呼ばれるような政治ジャーナリストや英国議会での出来事に関係するその他の人々と英国議会議員との間の親密と思われる交友関係に言及して“ウェストミンスター・ヴィレッジ・ゴシップ”などと引用される.

 
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国 - イギリス
イギリスの国旗
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(グレートブリテンおよびきたアイルランドれんごうおうこく、United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)、通称イギリスは、ヨーロッパ大陸北西岸に位置し、グレートブリテン島、アイルランド島北東部その他多くの島々からなる立憲君主制国家である. 首都はロンドン. 英語圏では(ユナイテッド・キングダム)、頭文字を取って(ユーケー)と略称される. 日本語における通称の一例として英国(えいこく)がある(「国名」を参照).

イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドという歴史的経緯に基づく4つのカントリー(「国」)が、同君連合型の単一主権国家を形成している. また、2020年1月31日まで欧州連合(略称:EU)に属していたが離脱した (ブレグジットを参照). イギリスは国際連合安全保障理事会常任理事国であり、G7・G20に参加する先進国である. また、経済協力開発機構、北大西洋条約機構、欧州評議会の原加盟国である.
通貨 / 言語  
ISO 通貨 シンボル 有効数字
GBP スターリング・ポンド (Pound sterling) £ 2
ISO 言語
CY ウェールズ語 (Welsh language)
GD ゲール語 (Gaelic language)
EN 英語 (English language)
Neighbourhood - 国  
  •  アイルランド島